
grpとはGlass-Fiber Reinforced Plasticsの略で、ガラス繊維強化プラスチックのことです。
pp(ポリプロピレン)を原料とし、熱的・機械的・化学的に優れた性能をもっているため、様々な製品に加工されています。
富士化工株式会社は、合成樹脂パイプ・継手、タンク・塔槽類の製造販売を行っています。
grp製排水用パイプを製造しており、樹脂がガラス繊維で強化されているため、機械的強度が高いのが特長です。
また熱膨張係数が他のプラスチック管材と比較して極めて小さく、むき出しの配管でも十分耐えることができます。
そのほか内層はpp樹脂を使用しているため、耐食性能はpp管と同様です。
これらの性能をいかして、化学工場や製薬工場の配管のほか、病院・給食センターや食品加工工場の配管に向いています。
なお施工時のパイプの接合方法は、スリープ溶着接合や糸溶接接合、熱線融着接合が可能で、それぞれ異なる種類の継手が必要です。